ハレの日、ケの日
一張羅という言葉がありましたが、今はほとんど死語になっている。
一張羅を知らない学生も多いと思う。
辞書を引くと「晴れ着」「一番上等の服」と説明されている。
今、朝ドラで「カーネーション」をやっているが、
昔は、背広はレディメードはなく、皆オーダーメイドであった。
昔はサラリーマンでも、ホワイトカラー、ブルーカラーといった時代があった。
背広とYシャツで仕事をしているのがホワイトカラー
工場で働く人はブルーカラーといった。
ホワイトカラーはサラリーマンの中でもエリート層を指していた。
当時も官民格差があったが、
民のホワイトカラーの方が給与待遇はよかった。
ホワイトカラ-、ブルーカラーという差別的用語も
仕事の質が複雑になり、多岐に渡るようになり、
時代の成長とともに、豊かさを皆が実感するようになって、
一張羅と同じようにほぼ死語となっている。
既製服がない時代、背広を着る人が限られていた時代
オーダーで作っていた背広はまさに”一張羅”であったが、
今ではスーツは大量生産で、作業着である。
一張羅がなくなるわけである。
日本には、貧しき時代に使われた言葉がたくさんある。
今日のテーマ「ハレの日、ケの日」もその一つだ。
昔の人は、毎日毎日額に汗して、懸命に働いていた。
ふだんは粗食で、服装も粗末なものであった。
一方、お祭りとかお正月は1年分懸命に遊び、贅沢をした。
普段食べられないご馳走を食べ、飲み、大いに満喫した。
これが、また毎日の仕事の活力に繋がっていった。
お正月とか、お祭りなどの日をハレの日という。
ふだんの日をケの日と言う。
食生活が贅沢になり、ハレの日とケの日の境が
なくなってきた。
また、豊かさとともにハレの日が広がった。
ハレの日の代表がお正月、お盆、成人の日、お祭りなどの歳時の他
誕生日や試験に合格など各家庭には独自のハレの日が存在する。
そのたびに、美味しいものを食べるようになった。
ケの日も結構いいものを食べている。
ハレの日の幅が広がり、ふだんもそこそこのものを食べることは
スーパーマーケットにとっては、毎日の食事の幅が広がり
商いがしやすく、大変望ましいことである。
グルメ商材も随分家庭に入ってきた。
それだけスーパーマーケットの役割が増えるわけだ。
ボーっとしていたら、競争においてしまう。
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